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「赤ちゃんの分も食べないと!」
という認識は昔のお話です。
妊娠中の急激な体重増加は
糖尿病や妊娠中毒症を引き起すこともありますし、
産道に脂肪がついて出産に時間がかかってしまう
というリスクを高めます。
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妊娠中の体重増加の上限はBMIによって算出されます。
これによりあなたの目標体重が決まるのです。
ですから、世間で言われている「8キロ〜10キロ」という数字はあなたには当てはまらない場合もあります。
※BMIの出し方
体重(kg)÷身長(m)×身長(m) |
妊娠中に体重があっという間に増えるのは
・胎児の重さ
・羊水
・出産や授乳の為の皮下脂肪の増加
・血液の増加
・大きくなる乳房
これらの為に起こることです。
ご自身の目標体重と照らし合わせて体重増加の管理をしていくのですが、
大体一ヶ月の体重増加は1キロ程度に抑えるのがいいようです。
もし急激に体重が増えすぎると
妊娠中毒症
糖尿病
難産(全体の2割程度)の発症率が高くなります。
しかし、妊娠中の体重増加は基準範囲内であれば自然なことですから
神経質に悩む必要はありません。
またどんな分娩法を選ぶにしても
妊婦さんの8割は安産で赤ちゃんを産んでいます。
ですからゆったりと構えていればいいのです。
今はインターネットでいろんな情報を知ることができます。
しかしそのすべてが信頼できるものであるかどうかは疑わしい。
いろんな説もありますし何が正しいのか判断できかねる場合が多々あります。
あなたの妊娠については、あなたを診察してくれている医師のアドバイスが
あなたにとってのベストだと言えるでしょう。 |
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